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Webエンジニアのポエム

福岡UX勉強会Vol.3

またまた間を空けてしまいました。
10/19(金)に福岡UX勉強会のVol.3を行いましたのでレポートをいたします。

今回の勉強会の趣旨は「UXを導入しているサービスの事例紹介」ということで、福岡で活躍されている方々によるUXにまつわるお話をしていただきました。

ざっくりとしたオーダーにも関わらず、かなり充実した内容のお話をありがとうございました。



トップバッターはヌーラボの縣さんです。
おなじみBacklogとCacooについてUXを織り交ぜながらお話していただきました。
様々な人に好まれるサービスを提供しておられるだけあって、開発にあたってはユーザーの意見をかなり尊重されている印象を受けました。
また、「体験」という側面から見ると、Cacooの編集画面というのは、編集者がそれぞれ離れた場所にいるだけあって、いかに「その場に一緒にいるかのような体験ができるか」に注力されているようで、そこに関しての試行錯誤のお話を聞けてよかったです。

20分ほどお話いただき、その後質疑応答も20分ほど行いました。



二番目はSIIISの吉川さんです。
ソーシャルサービスをたくさん展開されている経験から、「UX・UIDあんまりうまくない話」(!)というかなり興味を惹かれるタイトルでお話いただきました。
実際にサービスを構築するにあたり複数のペルソナを設定するのですが、その設定がとても細かくて驚きました。どんなソーシャルサービスをよく使うか、好きなタレントは誰か、など、そのペルソナを浮き上がらせるために設定を設けるそうです。
また、ペルソナに関しては結構みなさん思うところが多いようで、質疑応答の際も
・何人に設定するのがいいのか
・主観が入ったりしないのか
・どこまでペルソナに従うべきなのか
などの話で盛り上がりました。



三番目は僭越ながら私が。
いろいろと発表に至らない点があったのはご容赦ください。
お伝えしたかったこととしては、
・現在のUIは試行錯誤のうえ、シンプル化を目指したものとなっている
・特有の概念をユーザーに伝えることは容易ではない
・次期バージョンに向けて、ペルソナ、ストーリボード、プロトタイプといった手法に則り開発を行っている
となります。

実際、ペルソナを作ったおかげで、何かちょっとした迷いが生じた時に、ある程度の方向決定の材料にはなっています。それでも迷う事はあるんですが、作っててよかったかなと思っています。



その後はLTタイムです。
SIIISの上坂さんと、CGFMの我流さんにお話いただきました。



で、その後懇親会でしたが、本来お話いただく予定だった方が急病で欠席され、時間的には余裕のはずだったのに押してしまってすみませんでした。



という、最後はバタバタしてしまったvol.3でしたが、有名な方のお話を聞けて大変勉強になりました。まだ、UXという言葉が日の目を浴びる前からアプローチをされており、現在のサービスがあるのはその試行錯誤の結果なんだと、実感させられました。



次回は11月にvol.4を行います。
また、12月には有名な講師の方をお迎えしワークショップを計画しております。

次回以降も、ぜひ皆様ご参加ください!


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今回も満員御礼でした。ありがとうございます!