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Webエンジニアのポエム

UX Fukuoka vol.5 オブザベーションワークショップ

主催しているUX Fukuokaも5回目の勉強会を迎え、しかも今回はUXに造詣の深い、情報デザインを研究されている浅野先生を講師に迎えてのワークショップを開催することができました。

運営に追われていたので、私の感想としては
「あ〜、無事に終わってよかったー」
になっちゃうので、会の様子を見てみたい方は、ぜひFacebookのページをご覧ください。
http://www.facebook.com/uxfukuoka
※公式サイトもOPEN予定です。




ここでは、勉強会の概要と、行った内容をご紹介します。



アジェンダ


13:00  講義
14:30  休憩
14:45  課題説明・観察スタート
16:00  シートの清書
16:30  カードソート
17:15  仮説ペルソナ・デザイン画・コンセプトの作成
18:15  プレゼンテーションスタート(1チーム5分)
18:45  プレゼン終了・講評
19:00  終了


講義


浅野先生による、HCDに関する講義からスタートしました。
HCD(人間中心設計)の紹介から始まり、HCDが生まれた背景や、プロセスの説明などがありました。そこから、UXの話に繋がっていき、よいUXを生むためのHCDプロセスにはどんな具体的な手法があるのか、どんな事例があるか、などのお話が続きました。


ワークショップスタート


中身の濃い講義のあとは、いよいよ、もっと濃いワークショップの始まりです。


行動観察


若干ぼかして書きますが、テーマは、ある製品の新しいパッケージを考えるというもの。
そのためにはまず、その製品に関する調査から始まります。では、何を調査するのかというと、実際にその製品を手に取り使用し終えるまでの行動になります。
4〜5人のグループに分かれ、使う人、観察する人、質問する人、メモを取る人、などの役割を決め観察を始めます。


カードソート


観察の次はカードソートです。観察で得た、エラーや問題点などのあらゆる要素をポストイットに書き出し、ブレーンストーミングを行って改善案を出します。
壁にポストイットを貼って、抽出した要素と向き合うことで、改善点が明確になりアイデアも生まれ易くなります。


ペルソナ、デザイン画作成


抽出した要素や導きだした改善点を基に、ペルソナを作成し、実際にどのようなパッケージにするかを考えます。先生曰く、ここからの作業は社会人は早くなるとのこと。確かに、日頃業務で行っているのか、速いテンポでさくさくできていきました。


発表


各チーム、5分のプレゼン。どこに改善点を見いだし、どんなシチュエーションを想定して、どのように開発したのかを発表しました。
それぞれに先生の講評があり、みなさん真剣に吸収しておられました。


総評


最後に総評をいただいて終了です。みなさん、6時間もの長丁場、本当にお疲れさまでした。




さいごに


今回のワークショップは、本州の方では盛んに行われていました。
それが、浅野先生のご厚意で九州初開催となり、とてもすごいことだと楽しみにしておりました。
参加された方はこれまで経験したことのない、中身の詰まったワークショップで充実していただいたと思っています。
浅野先生はこれからも、折を見て来てくださるそうなので、また次々々回ぐらい(?)にできればと思います。


浅野先生、参加者の皆さん、ありがとうございました。